Can’t Feel My Face / The Weeknd
■ 冒頭
こちらの記事では、邦楽・洋楽問わず おすすめの曲を投稿しております。
よく知られている曲が殆どだと思いますが、久々に聴いてみようと思い出して頂けたら嬉しいですし
たまにはあまり馴染みのない曲もご紹介できたらと思っております。
是非いつものプレイリストとは違うものをお探しの際にご覧ください。
今日の1曲は…

「Can’t Feel My Face」は、危険なテーマをポップミュージックへ完璧に落とし込んだ一曲です。
一度聴けば耳に残るキャッチーなメロディを持ちながら、その裏側には依存や快楽、自己破壊的な感情が隠されています。
ダンサブルで華やかなサウンドなのに、どこか不穏。
そのギャップこそが、The Weekndというアーティストの魅力を象徴しています。
この曲は特に、
- 夜にテンションを上げたい時
- 洋楽ポップとR&Bを両方楽しみたい人
- Michael Jackson系のグルーヴ感が好きな人
- ダークな世界観を持つポップソングを探している人
におすすめです。
■ 楽曲の基本情報
- 楽曲名:Can’t Feel My Face
- アーティスト:The Weeknd
- 本名:Abel Tesfaye
- 作詞・作曲:Abel Tesfaye ほか
- リリース日:2015年6月8日
- 収録アルバム:『Beauty Behind the Madness』
- ジャンル:R&B / ポップ / シンセポップ / ファンクポップ

アーティストの経歴
The Weeknd は、カナダ・トロント出身のシンガーソングライターです。
2010年代以降のR&B/ポップシーンを代表する存在として知られており、
“ダークR&B”を世界規模へ押し上げた人物
とも言われています。
彼の音楽の特徴は、
- 退廃的な世界観
- セクシャルな表現
- ドラッグや依存を連想させるテーマ
- 80年代ポップへの強い影響
にあります。
デビュー初期、The Weekndは素性をほとんど明かさず活動していました。
2011年に公開されたミックステープ、
- 『House of Balloons』
- 『Thursday』
- 『Echoes of Silence』
はインターネット上で大きな話題となり、
“匿名の天才”
として急速に注目を集めます。
当時のR&Bシーンは比較的洗練されたラブソングが中心でしたが、The Weekndはそこへ、
- 孤独
- 快楽
- ドラッグ
- 深夜の退廃感
を持ち込みました。
そのため彼の音楽は、
“夜の音楽”
とも評されるようになります。
また彼は、
Michael Jackson
から強い影響を受けていることでも有名です。
特に、
- ファルセット
- リズム感
- ダンスミュージック的ポップセンス
にはMichael Jackson的要素が強く存在しています。
その影響が最も分かりやすく現れた楽曲の一つが、
「Can’t Feel My Face」
です。
この曲は2015年にリリースされ、世界的大ヒットとなりました。
アメリカのBillboard Hot 100では1位を獲得し、
The Weekndを完全に“世界的ポップスター”へ押し上げた楽曲
でもあります。
特にこの曲は、
“ダークなテーマ”を“明るいポップソング”へ変換した
点で非常に画期的でした。
サウンド自体は、
- 軽快なリズム
- ファンク的グルーヴ
- キャッチーなサビ
を持っています。
しかし歌詞には、
依存的で危険な関係性
が描かれています。
また『Beauty Behind the Madness』というアルバム自体も非常に重要です。
このアルバムでは、
- 「The Hills」
- 「Often」
- 「Earned It」
など多数のヒット曲が収録されており、
The Weekndの“ダークR&B”と“ポップスター性”が融合した作品
として高く評価されています。
特に「Earned It」は映画
Fifty Shades of Grey
の主題歌としても話題になりました。
またThe Weekndはその後も、
- 『Starboy』
- 『After Hours』
- 『Dawn FM』
などを通じて世界的成功を継続しています。
特に「Blinding Lights」は、
2020年代最大級のヒット曲の一つ
となりました。
他の代表曲
- 「Blinding Lights」
- 「Starboy」
- 「The Hills」
- 「Save Your Tears」
- 「Earned It」
- 「Often」
特に「Blinding Lights」は、
80年代シンセポップを現代化した代表曲
として非常に高く評価されています。



■ 作成の背景・ストーリー
「Can’t Feel My Face」は、
“依存”をテーマにした楽曲
として解釈されることが非常に多いです。
タイトル自体が、
「顔の感覚がない」
という意味を持っており、
ドラッグによる麻痺感覚を連想させる
とも言われています。
しかしThe Weekndは直接的な説明を避けており、
“恋愛”にも“依存”にも聞こえる
絶妙なバランスで歌詞を書いています。
またこの曲については、
「Michael Jackson的なポップソングを作りたかった」
という評価も多く、
- リズム
- ファルセット
- ダンスグルーヴ
には80年代ポップの影響が色濃く表れています。
実際、初めて聴いた時に、
“明るいポップソング”として受け取る人も多い
楽曲です。
しかし歌詞を読み込むと、
非常に危うい感情が描かれている
ことに気付かされます。
■ おすすめポイント
① 圧倒的にキャッチーなグルーヴ
一度聴けば耳に残るリズム感があります。
“踊れるR&B”として完成度が非常に高い
楽曲です。
② The Weeknd特有のファルセット
高音域の滑らかな歌声によって、
危険な内容なのに美しく聴こえる
という不思議な魅力が生まれています。
③ 明るさと不穏さのギャップ
サウンドは華やかなのに、
歌詞の奥には危うさが潜んでいる
そのコントラストが非常に魅力的です。
■ 歌詞の考察
「Can’t Feel My Face」の歌詞は、
“依存的な快楽”
を描いているように見えます。
特に有名なのが、
「I can’t feel my face when I’m with you」
というフレーズです。
一見すると恋愛ソングですが、
“正常な感覚を失うほど相手へ依存している”
とも解釈できます。
さらに、
「But I love it」
という言葉によって、
苦しさすら快楽へ変わっている
状態が描かれています。
これはThe Weeknd作品に共通するテーマでもあります。
彼の音楽では、
- 快楽
- 孤独
- 依存
- 自己破壊
が常に隣り合っています。
しかし重要なのは、
それを“美しいポップミュージック”へ変換していること
です。
だからこそこの曲は、
“踊れるのにどこか怖い”
という独特の魅力を持っているのです。
