I’m Not the Only One / Sam Smith
■ 冒頭
こちらの記事では、邦楽・洋楽問わず おすすめの曲を投稿しております。
よく知られている曲が殆どだと思いますが、久々に聴いてみようと思い出して頂けたら嬉しいですし
たまにはあまり馴染みのない曲もご紹介できたらと思っております。
是非いつものプレイリストとは違うものをお探しの際にご覧ください。
今日の1曲は…

静かなメロディの中に、“愛されているはずなのに満たされない感情”を閉じ込めた楽曲です。
「I’m Not the Only One」は、Sam Smithの代表曲として世界的にヒットし、その切実なボーカル表現によって多くのリスナーの心を掴みました。
派手なアレンジではなく、むしろ余計なものを削ぎ落とした構成だからこそ、歌詞と感情がまっすぐ届いてきます。
この曲は、特に以下のような人や場面におすすめです。
- 深夜に静かな失恋ソングを聴きたいとき
- 感情を押し殺したようなバラードが好きな人
- R&Bやソウルの空気感を持ったポップスを探しているとき
■ 楽曲の基本情報
- 楽曲名:I’m Not the Only One
- アーティスト:Sam Smith
- 作詞・作曲:Sam Smith、Jimmy Napes
- リリース日:2014年8月31日
- 収録アルバム:『In the Lonely Hour』
- ジャンル:ポップ / R&B / ソウル

アーティストの経歴
Sam Smithはイギリス出身のシンガーソングライターです。
2010年代以降のポップシーンを代表するボーカリストとして知られています。
彼らが世界的に注目されるきっかけとなったのは、
Disclosure の「Latch」への参加でした。
この楽曲で聴かせた透明感ある高音ボーカルは大きな話題となり、
“新世代ソウルボーカルの象徴”
として一気に知名度を上げました。
さらにその後、
Naughty Boy の「La La La」でも大ヒットを記録します。
しかしSam Smithが“世界的スター”となったのは、
やはり2014年のアルバム『In the Lonely Hour』でした。
このアルバムには、
- 「Stay With Me」
- 「Lay Me Down」
- 「I’m Not the Only One」
など代表曲が多数収録されています。
特に『In the Lonely Hour』は、
“孤独”をテーマにしたアルバム
として知られています。
Sam Smith本人も、
「片思いと孤独について書いたアルバム」
と語っています。
そのため作品全体に、
- 寂しさ
- 愛への渇望
- 感情の不均衡
が強く漂っています。
「I’m Not the Only One」もその流れを汲む楽曲であり、
“愛されていると思っていた関係の崩壊”
を描いています。
またSam Smithは、
単なるポップシンガーではなく、
- ゴスペル
- ソウル
- R&B
の影響を強く受けています。
そのためこの曲でも、
“感情を歌い上げる”というより、“滲ませる”表現
が特徴になっています。
さらにMVも非常に話題となりました。
ミュージックビデオには、
- Dianna Agron
- Chris Messina
が出演し、
“浮気を知りながら耐え続ける妻”の姿を描いています。
この映像によって楽曲の世界観がさらに広がり、
“感情を静かに壊していく作品”
として強い印象を残しました。
またSam Smithは、
LGBTQ+コミュニティを代表するアーティストの一人としても知られています。
自身のアイデンティティについて公表しながら活動を続け、
“感情を隠さないアーティスト”
として世界的支持を集めています。
現在も活動を継続しており、
- Adele
- Ed Sheeran
- Dua Lipa
などと並ぶ英国ポップシーンの中心人物として活躍しています。
他の代表曲
- 「Stay With Me」
- 「Lay Me Down」
- 「Too Good at Goodbyes」
- 「Unholy」
- 「Dancing With A Stranger」
“孤独”と“愛情”をテーマにした名曲群
として知られています。
特に「Stay With Me」は、
Sam Smith最大級の代表曲
として世界的ヒットを記録しました。



■ 作成の背景・ストーリー
「I’m Not the Only One」は、
“裏切りに気づいているのに関係を終わらせられない感情”を描いた楽曲です。
Sam Smithはインタビューで、
「悲しい曲だけど、怒りではなく悲しみを書きたかった」
という趣旨の発言をしています。
実際この曲には、
- 激しい怒り
- 復讐心
よりも、
“静かな絶望感”
が漂っています。
また共同制作を行ったJimmy Napesとのコンビは、
Sam Smith初期作品を象徴する存在でもあります。
二人は、
“感情を大げさにしすぎないソウルバラード”
を得意としていました。
その完成形の一つが、
「I’m Not the Only One」といえるでしょう。
■ おすすめポイント
① 静かに感情を削るようなボーカル
Sam Smithの歌声は、
強く叫ぶわけではありません。
しかし、
抑えた歌い方だからこそ感情が痛いほど伝わる
のです。
② シンプルなR&Bアレンジ
過剰な装飾を避けたサウンドによって、
歌詞とメロディが際立っています。
“余白”を活かしたソウルバラード
③ サビの感情爆発
静かなAメロから、
サビで一気に感情が広がります。
涙を堪えていた感情が溢れるような構成
です。
■ 歌詞の考察
「I’m Not the Only One」の歌詞は、
“浮気に気づいている側の視点”で描かれています。
印象的なのは、
「You and me, we made a vow」
というフレーズです。
ここでは、
“誓いがあったはずの関係”
が描かれています。
しかしその後、
「I know I’m not the only one」
という言葉によって、
愛が自分だけに向いていない現実
が突きつけられます。
重要なのは、
怒りより悲しみが前面に出ていること
です。
この曲は、
- 浮気への怒号
- 相手への攻撃
ではなく、
“愛していたからこそ壊れていく感情”
を描いています。
またSam Smithのボーカルによって、
“言葉にできない痛み”
がさらに強調されています。
そのためこの曲は単なる失恋ソングではなく、
“信頼が崩れる瞬間”を描いた楽曲
として、多くの人の共感を集めているのです。
