【今日の1曲】アポリア / ヨルシカ – 邦楽0001

アポリア / ヨルシカ

■ 冒頭

こちらの記事では、邦楽・洋楽問わず おすすめの曲を投稿しております。
よく知られている曲が殆どだと思いますが、久々に聴いてみようと思い出して頂けたら嬉しいですし
たまにはあまり馴染みのない曲もご紹介できたらと思っております。

いつものプレイリストとは違うものをお探しの際にご覧ください。

今日の1曲は…

答えの出ない問いと向き合い続ける苦しさを、美しいメロディと詩的な言葉で描いた楽曲です。
「アポリア」は、明確な結論を提示しないまま、思考や感情の揺らぎそのものを表現した作品として知られています。

この曲は、特に以下のような人や場面におすすめです。

  • 人生や選択に迷いを感じているとき
  • 答えの出ない問題に向き合っているとき
  • 言葉や音楽で深く考えたいとき

■ 楽曲の基本情報

  • 楽曲名:アポリア
  • アーティスト:ヨルシカ
  • 作詞・作曲・編曲:n-buna
  • ボーカル:suis
  • リリース:2023年
  • タイアップ:TVアニメ『チ。―地球の運動について―』主題歌

ヨルシカは、コンポーザーのn-bunaとボーカルのsuisによる日本の音楽ユニットで、
文学的な歌詞と透明感のあるサウンドで高い評価を得ています。

2017年に活動を開始し、
初期からインターネットを中心に人気を集めました。

“物語を音楽で描くユニット”

として知られています。

彼らの特徴は、

  • 小説的な構成を持つ歌詞
  • 情景描写に優れた表現
  • ギター主体の繊細なサウンド

にあります。

また、ヨルシカはメディア露出を極端に控えており、
ライブやインタビューも限定的です。

作品そのものを中心に評価されるアーティスト

といえます。

「アポリア」は、
哲学用語である“アポリア(解決不能な問題)”をタイトルに持つ楽曲です。

この言葉は、

  • 矛盾
  • 行き詰まり
  • 答えの出ない問い

を意味します。

楽曲のテーマそのものを象徴するタイトル

です。

また本楽曲は、
アニメ『チ。―地球の運動について―』の主題歌として制作されました。

この作品は、

  • 地動説
  • 宗教と科学
  • 真理の追求

といったテーマを扱っており、
「アポリア」と非常に高い親和性を持っています。

作品の思想と楽曲が強く結びついた例

といえます。

ヨルシカはこれまでも、

  • 「だから僕は音楽を辞めた」
  • 「ただ君に晴れ」
  • 「花に亡霊」
  • 「春泥棒」

などの楽曲で人気を集めてきました。

これらの作品はすべて、

時間・記憶・存在といったテーマを扱う点で共通

しています。

またヨルシカはアルバム単位で物語を構築することが多く、
楽曲単体でも物語性を持っています。

現在も解散することなく活動を続けており、
日本の音楽シーンにおいて独自の立ち位置を確立しています。

商業性と芸術性を両立したユニット

といえます。


■ 他の代表曲

  • 「ただ君に晴れ」
  • 「だから僕は音楽を辞めた」
  • 「花に亡霊」
  • 「春泥棒」

物語性と情景描写に優れた作品群


■ 作成の背景・ストーリー

「アポリア」は、
アニメ『チ。―地球の運動について―』のテーマに合わせて制作されました。

n-bunaは楽曲制作において、

答えが出ないこと自体を描きたかった

という意図を持っていると考えられます。

またヨルシカの作品全体に共通する特徴として、

“結論を提示しない”構造

があります。

これはリスナーに解釈を委ねるための手法であり、
この楽曲でもその姿勢が貫かれています。


■ おすすめポイント

① 繊細なギターサウンド

アルペジオを中心としたギターが、
楽曲全体に透明感を与えています。

思考を邪魔しないサウンド設計


② ボーカルの表現力

suisの歌声は、
感情を強く押し出すのではなく、自然に伝えるスタイルです。

言葉のニュアンスを丁寧に届ける歌唱


③ 構成の静的な美しさ

大きな盛り上がりではなく、
静かに進行する構成が特徴です。

思考と感情に寄り添う楽曲構造


■ 歌詞の考察

この楽曲の歌詞は、
答えの出ない問いに向き合う姿を描いています。

印象的な要素として、

「正しさとは何か」という問い

が繰り返し提示されます。

ヨルシカの歌詞は明確なストーリーを提示しないため、
断定的な解釈は難しいですが、

  • 信念と現実の矛盾
  • 知ることの苦しさ
  • 選択の重さ

といったテーマが含まれています。

また、

「理解したいのにできない」

というニュアンスの表現からは、

知性と感情の乖離

が感じられます。

n-bunaの制作スタンスとして、

聴いた人それぞれが意味を見つけてほしい

という考えがあり、
この楽曲もその延長にあります。

“答えを提示しないこと”が答えになっている楽曲

といえます。