Cö shu Nie – give it back
■ 冒頭
こちらの記事では、邦楽・洋楽問わず おすすめの曲を投稿しております。
よく知られている曲が殆どだと思いますが、久々に聴いてみようと思い出して頂けたら嬉しいですし
たまにはあまり馴染みのない曲もご紹介できたらと思っております。
是非いつものプレイリストとは違うものをお探しの際にご覧ください。
今日の1曲は…

「give it back」は、
Cö shu Nie
の持つ繊細さと狂気、美しさと不安定さが極限まで凝縮された楽曲です。
アニメ
呪術廻戦
のエンディングテーマとして広く知られていますが、単なるアニメタイアップ曲では終わらない完成度を持っています。
この曲には、
- 静寂
- 喪失感
- 感情の崩壊寸前の緊張感
が漂っており、
一音ごとに神経へ触れてくるような鋭さがあります。
また、一般的なJ-POPとは違い、
“綺麗なだけでは終わらない不穏さ”
を持っている点も大きな特徴です。
「give it back」は特に、
- オルタナティブロックが好きな人
- 美しく不穏な音楽を求めている人
- アニメ楽曲でも音楽性を重視したい人
- 東京事変や凛として時雨系統が好きな人
- 夜にヘッドホンで深く音楽へ浸りたい人
におすすめです。
そしてこの曲は、
“静かな曲なのに感情消費が激しい”
という非常に特殊な魅力を持っています。
■ 楽曲の基本情報
- 楽曲名:give it back
- アーティスト:Cö shu Nie
- 作詞・作曲:中村未来
- リリース日:2021年4月14日
- タイアップ:『呪術廻戦』第2クールEDテーマ
- ジャンル:オルタナティブロック / マスロック / アートロック

Cö shu Nieとは
Cö shu Nie は、日本のオルタナティブロックバンドです。
メンバーは、
- 中村未来(Vo./Gt./Key.)
- 松本駿介(Ba.)
- 藤田亮介(Dr.)
を中心に構成されています。
特に中心人物である
中村未来
は、
- 作詞
- 作曲
- 編曲
を手掛けることも多く、Cö shu Nieの世界観を決定づける存在です。
彼らの音楽は非常に独特で、
- プログレッシブロック
- マスロック
- エレクトロニカ
- ポストロック
などを取り込みながら形成されています。
そのため一般的なJ-POPの構造とはかなり異なり、
“聴きやすいのに予測不能”
という特殊な魅力があります。
バンド名の由来と世界観
“Cö shu Nie”という独特な表記も印象的ですが、彼らはデビュー当初から非常にアート性の強いバンドとして知られていました。
楽曲には常に、
- 不安定さ
- 孤独
- ノイズ
- 美しさ
- 緊張感
が共存しています。
また、中村未来の歌声も非常に特徴的です。
彼女のボーカルには、
“壊れそうな繊細さ”
があります。
しかし同時に、
“芯の強さ”
も存在しています。
そのアンバランスさこそ、Cö shu Nie最大の魅力です。
『呪術廻戦』との関係
「give it back」は、
呪術廻戦
第2クールのエンディングテーマとして使用されました。
『呪術廻戦』は、
- 呪い
- 死
- 人間の負の感情
をテーマにした作品です。
そのため、単純に明るいアニソンでは世界観に合いません。
「give it back」は、
“喪失と静かな痛み”
を描いた楽曲であり、作品世界と完璧に噛み合っていました。
特にアニメ映像との組み合わせによって、
“感情が削られるような余韻”
を残したことでも有名です。



音楽的特徴
「give it back」は非常に繊細な構造を持っています。
イントロは静かですが、
- 不穏なコード感
- 余白の多いアレンジ
- 緊張感のあるベースライン
によって、独特の空気が形成されています。
さらにサビでは感情が一気に解放されます。
しかし完全な爆発ではなく、
“感情を抑え込みながら崩れていく”
ような美しさがあります。
また、この曲では、
“静寂”そのものが武器になっている”
点も非常に重要です。
音を詰め込むのではなく、余白を使って感情を表現しているのです。
他の代表曲
- 「asphyxia」
- 「bullet」
- 「絶体絶命」
- 「undress me」
- 「character」
特に「asphyxia」は、
東京喰種トーキョーグール:re
のオープニングテーマとして話題になりました。
Cö shu Nieを一気に世間へ広めた代表曲
として現在でも非常に人気があります。
■ 作成の背景・ストーリー
「give it back」は、
“喪失感”
をテーマにした楽曲として解釈されることが多いです。
タイトルの“give it back”も、
“返してほしい”
という意味を持っています。
しかしこの曲では、
- 怒り
- 執着
を強く叫ぶのではなく、
“静かな絶望”
として表現されています。
また、中村未来はインタビューなどで、
「感情を削るように曲を書くことがある」
という趣旨の発言をしており、
Cö shu Nieの楽曲制作では、
“感情のリアルさ”
が非常に重視されています。
そのため「give it back」にも、
“作り物ではない痛み”
が存在しているのです。
■ おすすめポイント
① 緊張感のあるサウンドデザイン
静かなのに常に不安定です。
“壊れる寸前の美しさ”
があります。
② 中村未来の唯一無二のボーカル
繊細なのに鋭い。
弱々しく聴こえるのに感情が刺さる。
“感情そのものを歌っているような声”
です。
③ 余白を使った表現力
この曲は“鳴っていない部分”も非常に重要です。
静寂が感情を増幅させている
という非常に高度な構成になっています。
■ 歌詞の考察
「give it back」の歌詞には、
- 喪失
- 後悔
- 執着
- 消えない感情
が描かれています。
特に印象的なのは、
“感情を直接説明しすぎないこと”
です。
そのためリスナー側が、
自分自身の記憶や痛みを投影しやすい
構造になっています。
また“返してほしい”という言葉も、
- 人
- 時間
- 感情
- 過去
など様々なものへ重ねられます。
この曖昧さがあるからこそ、
聴く人によって意味が変わる楽曲
になっているのです。
さらに、
呪術廻戦
という作品背景を踏まえることで、
“失われたものへの執着”
というテーマもより強く浮かび上がります。
